腐女子的萌え映画のススメ

男同士の友情、恋愛、信頼関係にときめく乙女の為の、萌える映画を語るブログ。 映画だけでなく、舞台・小説・漫画などの感想も書いていきます。

 

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萌える古典文学――雨月物語『菊花の約』


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雨月物語についていろいろ調べてたんですが、元々雨月には思い入れがありまして(DOZIさま!)、折角なので、ちょっと語らせて下さい。
雨月物語は、ホラーなのに何処か物悲しく美しい幻想的な物語達が、秋成のそれはそれは美しい文体で綴られていてオススメです。
そしてやはり、腐女子としては『菊花の約』をプッシュしないわけにはいきません。

『菊花の約』:
義兄弟の契りを結んだ二人の愛の物語。(真顔)
兄分の赤穴宗右衛門は、菊の節句には必ず帰って来ると約束して用事に出掛けるも、罠にハメられて捕えられてしまう。
そして彼は、約束を果たせないくらいならと自害し、幽霊になって義弟・左門に会いに行く。
というお話(´∀`)

弟の左門が約束の日に早起きしてせっせと家の掃除したりして可愛いです。
興味のある方は、現代語訳とか漫画とかで良いので読んでみて下さい。


漫画は、『摩利と新吾』でおなじみの木原敏江さんの素敵漫画が出てます!

(この古典漫画化シリーズ、他にも竹宮恵子さんとか石ノ森章太郎さんとかそうそうたるメンバーが描いているみたいです…)


木原さんは、『夢の碑』というシリーズでも「菊花の約」をモチーフにしたお話(↓)を描いています。

『夢の碑』シリーズは、雨月物語、能などをモチーフにした連作短編集です。
他の巻の短編も含めて、日本古典の悲恋や幽霊譚を木原流にアレンジしていて、どの話も悲しくもうつくしい物語で非常にお勧めです。



で、まあそれは普通におすすめするとして、今回たまたま手に取った雨月現代語訳本の中にトンデモ本を見つけまして。以下、長くなるので追記で。



これです。
トンデモ本というか、原文を現代語訳する際に脚色を加えることはよくあることなんですが、この本の「菊花の約」の脚色はいろいろと大変なことになってます。

一番端的にこの本の方向性を表している一行↓

左門の中に、(中略)友情とよぶにはふさわしくない、何か不思議な欲望をも感じていた。

因みに原文の雨月物語には一言もこんなことは書かれていません。
しかもこの本の中では、その後、左門はその義兄ラブっぷりを母親に心配されます。
もちろん、
そんなことも原文には一言も書かれてません。


最も凄まじいのが最後です。
元の雨月物語。
赤穴(幽霊)は、再会を果たしたのち、事情を説明し、「もう行かなければならない」と言うと、消えてしまいます。

【原文】
「今は永きわかれなり。只母公によくつかへ給へ」とて、座を立と見しがかき消えて見えずなりにける。

【峰原氏版】
「もう行かねばならぬ。また遠い旅へ出るのだ」

ここまでは原文と似た感じです。

今行かせては二度と義兄に会えない、そう思うと、左門の体の中にもの狂おしい気持ちが渦巻いた。(中略)それが死霊だと思っても、しかし、欲望をどうすることもできない。

・・・だんだん雲行きが怪しくなってきました。

左門は赤穴を押し倒し、有無をいわさず、その体に顔を埋めて匂いを嗅いだ。舌を這わせて味わった・・・


・・・はい。(強制終了)

この後はもうご想像にお任せします。
ていうかもうこの後は完全に単なるBLです。

原作無視して軽やかに一線を越える二人
そしてその一部始終を複雑な思いで見つめる母親。
(※何度も言いますが、原作にはありません)

もはや何の本だっけこれ・・・みたいな・・・。

原作で越えてない一線を越えてるって時点で既に脚色と言うより二次創作なのでは

挿絵もなかなかえろいので、ぜひご自分の目で確かめてやって下さい。
まあ、ぶっちゃけ個人的には、ここまで露骨よりは原文通りの方が萌えたんですが…。


※今回原文の参考にしたのはこちら↓

こちらは、原文・現代語訳・注釈など色々載っててお勧め。




ていうか今検索してて知ったんですけど、天下の石田彰がこれを朗読してるCDが出てるみたいです。流石すぎる。


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テーマ : 腐女子的思考    ジャンル : サブカル

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葛城

Author:葛城
森羅万象に萌えを追い求めて迷走している不憫な人。守備範囲は揺りかごから墓場まで。
いつも「趣味は映画鑑賞です」と言っておく隠れ腐女子。嘘はついてないよ。
おっさんとか主従関係とかが好物。
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