腐女子的萌え映画のススメ

男同士の友情、恋愛、信頼関係にときめく乙女の為の、萌える映画を語るブログ。 映画だけでなく、舞台・小説・漫画などの感想も書いていきます。

 

スポンサーサイト


Category: スポンサー広告   Tags: ---
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

三浦しをん『星間商事株式会社社史編纂室』


Category: その他 小説   Tags: ---


何というか…まるで他人事とは思えない主人公でした…(笑)。

主人公は、高校の同級生3人で合同同人サークルを10年続けてきた、創作BL小説書きの隠れ腐女子OL。(他人事とは思えない)
会社のコピー機でコピー本をこっそり印刷しているところを課長に見られ、「お前、腐女子というやつだろ」と身ばれしてしまいます。(他人事とは思えない)
それをきっかけに課長が「同人誌を作ろう」などと言い出すところから話が始まります。(彼は文芸系のものだと思っているらしい)
こんなんなったら私だったら死にたくなりますが…^q^
(どうでもいいけど、この課長、課長という役職とそのマイペーステンションぶりから、ごくごく自然に脳内で角田課長に変換されてました(笑)。)

では以下、長くなるので追記にて。
この作品は、主人公をはじめ社史編纂室に勤務するやる気のない個性的なメンバーが、編纂するうちに会社の謎にぶち当たり、その謎を解明する話を軸として、主人公の彼氏との恋愛やオタク友達とのあれこれを描いたお話です。
最近はオタクの日常を描いた作品も増えていますが、この作品はミステリー的な部分や恋愛的な部分など、小説らしい様々な要素を含んだ上で、「ごくごく自然に主人公が腐女子である」という点が大きな特徴であり、そこが魅力だと思います。


それにしても、やはりオタク的描写はリアルすぎて面白かったです。
前日までの準備(コピー本製本、釣銭、値札の用意など)、夏コミの暑さ対策や、開場の合図とともに行われる拍手への感慨などなど、どれもこれも「あるあるある!」と思わせるものばかり…。
コミケ前になるとそれに合わせて髪切って服買って、合コン以上におしゃれになる、とか。
あと、12月の頭は冬コミの締切で、夏と冬の間は短い、とか(笑)。(コミケは年に二回ですが、夏と冬の間は4ヶ月しかないんです…)
そんな腐女子の「あるある」ネタが満載で、個人的にとてもしっくり読めました。

また、同人サークルの同志3人組の一人・実咲が、「サークルと言ったらテニサーしか知らない」彼氏との結婚を悩む話が出て来て、それがまた面白い。
これは腐女子に限らず女性の結婚の場合は、男性の結婚と違って「仕事を続けるか否か」や「出産はどうするか」など様々な壁にぶち当たると思います。
彼女の場合は、お相手が海外赴任がほぼ決定していて、仕事やオタク活動はどうするのかと悩んでいます。
世の中まだまだ男女平等とはほど遠いということを、優遇されている側の男性は気がつかないことは多いと思うんですが。まあこの辺はフェミニズム論になってしまいますが。
それよりも、一番グサッと来たのはもう一人の以下の台詞。

「あのさあ、実咲、よーく考えてみな。人生の三分の二近くを、オタクとして過ごしてきたあんただよ?そのあんたから、同人誌を作ったり読んだりする趣味を取ったら、いったいなにが残ると思う」


グサッ(^▽^)
かつらぎ は 100 の ダメージを うけた!


私もオタク趣味を取ったらほとんど何も残らない気がする…^q^

でもオタクにはオタクしか分からない悩みってあるんですよね。
例えば、彼女達の創作の悩みなどの話も、何となく共感してしまいました。
創作活動をやってる人は皆、他人の作品に萌え、そして自分の活動も趣味だと分かっていながらも「もっと上手くなりたい」と思っているものなんじゃないでしょうか。


またこの作品は、間に主人公の書いた同人誌のオリジナルBLがちょこちょこ挟まれ、エッセンスとなるのですが、それが「若者×定年間際のおじさん」というなかなかコアなオフィスBL。
濡れ場こそないものの結構普通のBLで、これが普通に単行本で出版されるってどうなんだ…と思わずにはいられません…。
若者×おっさんとかガチツボな私は寧ろ「最初から最後まで読みたい!」と思いましたが、一般人には厳しいのでは…。
しをんさんは直木賞も受賞されたし、著書が漫画化・映画化などされていて普通の人が知らず手に取る率も高くなっていると思うので、ちょっと不安です。
レビューとか見てみたら、「知らずに読んでドン引きした。腐女子って女オタクのことだと思ってた」とかいうコメントもありました(^_^;)
腐女子やBLって、何となく名前だけ独り歩きして何となく良いイメージはないんじゃないかと思うので、もう少しフォローがないと「初心者が置いてけぼり→嫌悪感」みたいなことになりそうです。
せめて表紙とか見るからにオタク!な感じだとよかったんでしょうけど…。


全力で私情たっぷりのレビューになってしまいましたが、重度の腐女子にはお勧めしたい作品です。
分厚いですがラノベのようなノリで内容も軽いので読みやすいと思います。
fc2ブログランキング  ブログランキング
スポンサーサイト

テーマ : 腐女子の日記    ジャンル : アニメ・コミック

Comments

Leave a Comment


カテゴリー
 
検索フォーム
 
月別アーカイブ

2014年 10月 【1件】
2014年 02月 【1件】
2013年 11月 【1件】
2013年 01月 【1件】
2012年 10月 【1件】
2012年 07月 【1件】
2012年 05月 【1件】
2012年 04月 【1件】
2012年 03月 【4件】
2012年 02月 【2件】
2012年 01月 【2件】
2011年 12月 【1件】
2011年 11月 【3件】
2011年 10月 【1件】
2011年 09月 【2件】
2011年 08月 【1件】
2011年 07月 【2件】
2011年 06月 【1件】
2011年 05月 【1件】
2011年 02月 【1件】
2011年 01月 【2件】
2010年 12月 【5件】
2010年 11月 【5件】
2010年 10月 【5件】
2010年 09月 【3件】
2010年 08月 【1件】
2010年 07月 【2件】
2010年 06月 【1件】
2010年 02月 【1件】
2010年 01月 【3件】
2009年 12月 【4件】
2009年 11月 【6件】
2009年 10月 【7件】
2009年 09月 【9件】
2009年 08月 【9件】
2009年 07月 【6件】
2009年 06月 【4件】
2009年 05月 【3件】
2009年 03月 【4件】
2009年 02月 【1件】
2009年 01月 【3件】
2008年 12月 【2件】
2008年 11月 【4件】
2008年 10月 【1件】
2008年 09月 【2件】
2008年 07月 【1件】
2008年 06月 【5件】
2008年 05月 【5件】
2008年 04月 【7件】
2008年 03月 【3件】
2008年 02月 【4件】
2008年 01月 【6件】
2007年 12月 【3件】
2007年 11月 【6件】
2007年 10月 【7件】
2007年 09月 【7件】
2007年 08月 【5件】
2007年 07月 【6件】
2007年 06月 【9件】
2007年 05月 【11件】
2006年 12月 【1件】
2006年 11月 【1件】
2006年 09月 【2件】
2006年 08月 【1件】
2006年 07月 【3件】
2006年 06月 【1件】
2006年 05月 【3件】
2006年 04月 【5件】
2006年 03月 【4件】
2006年 02月 【3件】

 
カウンタ
since:07.5.15
 
QRコード
QR
 
 
 
 
 
プロフィール

葛城

Author:葛城
森羅万象に萌えを追い求めて迷走している不憫な人。守備範囲は揺りかごから墓場まで。
いつも「趣味は映画鑑賞です」と言っておく隠れ腐女子。嘘はついてないよ。
おっさんとか主従関係とかが好物。
呟き⇒katsu_ragi

 
メールフォーム
何かありましたら

管理人へのご連絡はこちら

 
 
つぶやき
 
ブロとも申請フォーム
 


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。